program4

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. 「おはようございます!!」 校門の所には挨拶運動期間ということで、部活動の人達がずらりとならんでいた。 勿論先生もだ。 「おはようございます!!」 僕は喉元に爆音の心臓音を感じながら、引きつった笑顔を和に向け、やり過ごそうとした。 「おはようございます!!」 なんとかやり過ごせそうだ。 この学校には、明るい髪の色した人達も多い。 だから先生も特には気を止めなかったんだろう。 ……助かった。 挨拶運動の列を通りすぎ、ホ、と一息入れた瞬間。 「…悠介!」 背後から、僕を呼ぶ大きく太い声が聞こえた。 .
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