program4

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. 康明の言葉に真っ白になって固まっていると、 「え、檜山…か?!」 再び僕を呼ぶ少し甲高めな声が後ろから聞えた。 ゆうるりと振り返るとそこには。 陸上部顧問で生徒指導である、僕のクラスの副担任の松前先生が驚いた顔して立っていた。 「ま つ ま え せ ん せぃ…」 「檜山、お前何だそれは。ちょっと来い。」 手をひっぱられ。 グイグイと連行される。 「和ぅー…」 「が、がんばれ、悠介…」 和の激励を受け、案の定生徒指導室へと引きづられる。 その心中はドナドナさながらで。 せめて、黒染だけでもしとけばよかったかなぁと本気で思った。 .
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