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康明の言葉に真っ白になって固まっていると、
「え、檜山…か?!」
再び僕を呼ぶ少し甲高めな声が後ろから聞えた。
ゆうるりと振り返るとそこには。
陸上部顧問で生徒指導である、僕のクラスの副担任の松前先生が驚いた顔して立っていた。
「ま つ ま え せ ん せぃ…」
「檜山、お前何だそれは。ちょっと来い。」
手をひっぱられ。
グイグイと連行される。
「和ぅー…」
「が、がんばれ、悠介…」
和の激励を受け、案の定生徒指導室へと引きづられる。
その心中はドナドナさながらで。
せめて、黒染だけでもしとけばよかったかなぁと本気で思った。
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