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何があった、
どういう心境の変化だ、
誰かに強制されてしたのか、
悩みがあるのか、
おまけに、進路はどうするのか……
結局朝のHR中まで、生徒指導室で松前先生に質問責めにあった。
それは取り調べのようで、拷問のようで。
けれども、首を縦に振るような事は一つもなかった。
別にイジメなんかじゃないしね。
最終的に松前先生は、ただのイメチェンだと言うことに渋々のようだが納得してくれて。
僕は見事、無罪放免されたってわけ。
朝からどっと疲れ果て、予鈴の鳴った廊下を歩く。
「お疲れさーん」
ふいに掛けられた言葉に顔をあげると、
「斎藤…君?」
あまり話した事のない…と言うか、今まで苦手としていたタイプのクラスメイトがニコニコして立っていた。
白…灰色?に近いその髪はツンツンと立てられていて、眉も凛々しく整えられている。
人懐っこくニコニコとした顔は、何を考えているのか全くわからない。
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