第3章

3/8
前へ
/18ページ
次へ
そのとき、ヤツはこちらを向いて気付いていた… 『こぉぉぉ………』 ヤツが息を吸い、ブレスを吐こうとする 「はあぁぁぁぁ…っ!!」 ダルが力を込めて渾身の一太刀を浴びせる… しかし、ヤツは倒れない… 「ダル、避けろぉぉっ…!!」 それどころかダルに向けてブレスを吐いた。 『……ボハァァァっ』 「……っく!」 ダルはかろうじて直撃を避けはしたが、脚に怪我をしてしまったようだ。 「ダル、大丈夫か…っ!?」 「直撃は避けたが…ダメだ、脚が動くかねぇ…」 「…っそ!!うおぉぉっ…!!」 俺はヤツをダルから気を逸らすために切りかかった… 『ギヤァァァァッ…!』 ヤツは腕を振り、俺はなんとか防御した… 「…っ!クソ…っ!」 しかし、ヤツの気は逸らせた。 「…っ大丈夫!?今、ヒールかけるから!」 シルフィがダルにヒールをかけている間はヤツの気を逸らさなければな! 「はあぁぁぁぁっ…せぃっ!!」 『グギャァァァッ…!!』 「…ふっ!はっ!たぁっ!!」 『グゥゥゥ…』 俺は連続で切りつけた… ところが、ヤツは翼を使い衝撃波を繰り出してきた。近接戦闘でヤツの近くに寄っていた俺やダル、シルフィはもんどり打ちながらヤツから離れた
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加