第3章

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が、掠めてしまったのかその何かを抱えながらうずくまっていた… 「クリス!大丈夫か!?」 「…いや、脚と腕をやられたようだ」 …っ!!マズいこのままだとやられてしまう! …?そういえば何を抱えていたんだ? 「……………!」 あいつ、ヤツの子どもを庇って… 俺に…俺は何ができる?一体何をしてやれる!?こうしている間にもヤツは子どもの事など考えずクリスを攻撃しようとしている… クリスはヤツの子どもを庇おうとうずくまっている。 ドクン… ドクン… 『…は……を……ぅか?』 ? 『…は何を…がぅか?』 な、何だ、この声は? いったい何処から聞こえてくるんだ? 『汝は何を願うか?』 俺は何を願うか、だと? 『我は汝の心に応え、力を与えるモノ…汝の心が我の望みと一致したときこの力は汝の力となるだろう…』 何…だと? 『答えよ…我が汝に力を与えたとき、汝はその力で何を為す?』 俺は……俺はアイツを… 「アイツを…守りたい!!」 ーーーーキィィン 『それでいいのか?この力は世界を征服するほどの力なのだぞ?』 「そんなモノは要らない!!俺は今…彼女を守りたい!!!」 『ふ…良かろう、汝にこの力を与えようではないか…』
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