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「うーん…そういう話は聞かないわね」
「ああ、そうだな…あ、そういえば城から何か出てたような…」
「あ?あの城からか?」
「ああ、そうだが?」
城とはこの国ステルバニア王国の王城のことで多額の報奨金を出すクエストをごく稀に出すという噂がたつところでもある。
「それって本当?報奨金っていくら位?」
「あくまでも"ような"だからな…確か、100…」
「な~んだ…やっぱ嘘じゃんか」
「…万Gだったはずだ」
「…え?ええぇぇぇぇっ…!!!?」
「…っ!?シルフィうるせぇぞ!」
「まぁ、驚くのも無理はないと思うが…」
「だって100万Gだよ!?ただのクエスト1つに対してだってせいぜい1~10万くらいだっていうのに、それを100万って…」
「まぁ、それくらい難しいクエストってことじゃねぇのか?なぁ、ダル…」
「多分な…」
「デスヨネェ~…」
カランカラン…
ん?
誰か来たか?
「マスター居るか?」
「何だい?ああ、三番地の…今日はどうしたんだい?」
「よう、今日はクエストを持って来てやったぜ?なんと、あの城からのクエストだ」
「ほほぅ、これはまた…」
「なかなかどうして、いい仕事だろ?」
「マスター、それ見せてくれないか?」
「ああ、構わんよ」
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