第2章

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さて、さっそく城へと向かった俺達だが… やはり、皆同じ考えのようで他にも人が沢山いた。 「やっぱ、みんな食いつくよなぁ…こんなうまい話は他にねぇもんなぁ…」 はぁ… 「結構居るわな…」 「だよねぇ…はぁ…倍率高そうね」 「一体どうなるんだ、これ…」 そうこうしているうちに国王がやって来た。 「このクエストを受けてくれた諸君、諸君には4人一組のPTを組んで貰い北の洞窟を調査して欲しい」 4人か… 俺達は一人足りないな… 「尚、PTを既に組んでいるところはそれで構わないが、それ以外のPTはこちらで決めることとする。また、PTが一人、二人足りないと言うところは申し出てくれ。そうしたらこちらが割り振りやすい」 ふ~ん… 「じゃあ、俺が申し出てくるよ」 「わかった、任せる」 ……… 「こちらは一人足りないので割り振りを頼む」 「わかった。では、あそこにいる…彼女とPTを組んでくれ」 あそこってぇと… ああ、あの窓側にいる奴か… 「こんにちは。これからあなたとPTを組むことになったカイト・グライストだ。よろしく」 「………よろしく」 なんだこれは… このお嬢さんは… 「な、名前は…?」 「クリス・アリスト…」
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