プロローグ 空の星

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さて、この物語を話す前に聞いておきたいことがある。 あなたは、地球以外の星に生命が存在すると思いますか? 私はあると思う。 なぜなら、この広い宇宙に地球と同じ環境下の星があったとしてもおかしくはないだろう? この物語はその星の物語。 そう、地球から遠く離れた星。この星の名はルアディレン星。 この星が地球と違う所は、島が空に浮かんでいることだ。 この星の人々は空浮船(くうふせん)と言う空飛ぶ船で島々を移動して生活している。 そもそも、なぜ浮いているのかというと、海に海魔獣(かいまじゅう)という、人間では敵わない獣が住み着いてしまったからだ。この獣たちは、55年前から海で目撃されるようになって、ついには島自体を襲ってきたのだ。 そこで立ち上がったのは、当時18歳の青年。彼は2年を費やし、重力を生み出すコアを作り出すことに成功した。そして、そのコアを利用し島を浮かすことに成功した。後に、彼は天才科学者と呼ばれ語り継がれる。 そして、この星の浮かぶ島々の中の1つの島、タナフカ島のハレバレ村にもうすぐ18歳の青年が暮らしていた。 これは、その青年の物語・・・・。
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