・・・→three

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大『やっぱり…言うね。』 俺は決心したんだ。 もう引き下がれない…。 大『山ちゃんは…どうして此処に?』 山『…僕のこと、嫌いにならないなら教えてあげるよ。』 絶対… 絶対に嫌いになんかなるもんか! 大『大丈夫だよ!俺は山ちゃんが何て言おうと、嫌いになんかならない。』 山『じゃあ、話すよ。僕はね?…心臓病なんだ。5歳の時から居るよ。そして……もう“永くない”んだ。発作もよく起こるし…。』 5歳から… じゃあ12年間… 大『死んじゃうの?』 山『かもね…。』 まだ17歳だろ? 人生これからじゃねぇか… ガラガラ… 逃げないって決めたのに… 俺は、怖くなって病室から出た。 何となく歩いて着いたのは“屋上”
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