168人が本棚に入れています
本棚に追加
大『やっぱり…言うね。』
俺は決心したんだ。
もう引き下がれない…。
大『山ちゃんは…どうして此処に?』
山『…僕のこと、嫌いにならないなら教えてあげるよ。』
絶対…
絶対に嫌いになんかなるもんか!
大『大丈夫だよ!俺は山ちゃんが何て言おうと、嫌いになんかならない。』
山『じゃあ、話すよ。僕はね?…心臓病なんだ。5歳の時から居るよ。そして……もう“永くない”んだ。発作もよく起こるし…。』
5歳から…
じゃあ12年間…
大『死んじゃうの?』
山『かもね…。』
まだ17歳だろ?
人生これからじゃねぇか…
ガラガラ…
逃げないって決めたのに…
俺は、怖くなって病室から出た。
何となく歩いて着いたのは“屋上”
最初のコメントを投稿しよう!