プロローグ

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姉におつかいを頼まれその帰り道を歩いていた時、すごく重たそうな荷物を持ったおばあさんがいた 「おばあさん、荷物重たそうだからお持ちしましょうか」 こういう場面を見ると見てみぬふりはできない 「あら、本当に?優しいお兄さんねぇ。でも結構距離があるし…」 「全然大丈夫です、僕暇なんで手伝いますよ」 「じゃあ、お願いしようかしら、」 「あなた中学生?」 「もう中学は卒業しています」 「じゃあ高校生になるわね」 「いえ僕は高校へいかず就職するつもりなんです」 「あら、なぜなの?」 俺はどっちかというと人見知りな方だけどなんだかはこの人とはすごく話やすかった。 俺は事情をすべて話した。 俺の家は姉 沙織と二人暮らし。両親は幼いときに他界している。 中学を卒業した俺は、生活が苦しいため高校へ行かず仕事に就くつもりだった。
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