プロローグ

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おばあさんは、真剣な眼差しで話を聞いてくれた。 目的地に着くと、そこは学校だった。 「ありがと、優しいお兄さん」 「いえ、僕の話を聞いてくださってこちらこそありがとうございました」 「お礼したいから学校に入ってもらえないかしら?」 「えっ、いやでも」 「いいからいいから、話したいこともあるし」 校門に桜ヶ丘学園と書かれてあった 「ここが雑誌とかでも取り上げてる有名な女子校なんだ…」 そして、ものすごく広い校庭を抜け学校のなかに入ることになった。 おばあさんの後をついていくと、校長室と書かれている部屋があった。 「えっ、もしかして……」 「驚いた?私はこの学校の校長なの」 「さあ、遠慮せずなかに入って」 まさかこのおばあさんがこの学校の校長だったとは… 校長室に入ると中が広くすごく高級感がある部屋だった。
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