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「待て、聖羅!!」
後ろから追いかけて来た夏樹に腕を掴まれ、我に返った。
「夏樹?」
「大丈夫か?聖羅。」
「お母さんの声がっ!!」
「落ち着け。何も声はしなかったぞ。」
「えっ!?」
そう言われ、お母さんを探すように周りを見渡すと、そこは真っ暗な暗闇だった。
でも、暗闇のはずなのに夏樹だけははっきりと見えている。
「アリス様!!」
どこからともなく誰かを探してる男の子の声がした。
「アリス様!!」
突然、隣から声がした。
隣を見るとそこにはウサギを抱えていたはずの男の子がいた。
「?」
何かおかしい。
さっき会った男の子とは何かが違った。
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