STAGE1 ~6~

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まぁ、体力が無いから一度倒れたら復活までに時間がかかったりするけどさ。 僕の周囲は過保護過ぎるんだ。 少し困るけど、文句を言って聞くような人はいないし、心配をかけているのは事実だから仕方ない。 そして、過保護な両親と姉が出した寮生活の条件が 『僕専属看護士の苑さんを連れて行くコト。 寮に最低でも町の内科程度の医療設備を用意するコト。 寮に緊急時用のヘリポートを用意するコト。』 だったんだ。 さらに、志信の家からセキュリティ関連の条件が入った結果、既存の寮では対応が難しく、2年前に閉鎖した旧寮を改装して使うコトで話しが纏まった。 現在の旧寮(元高等部寮)は半年かけて医療施設を兼ね備えた要塞になった。 見た目は余り変わらないけどね。 志信の目的である”一般庶民の生活”はこの時点で無理っぽかったんだけど、僕と信太は生のBLが見れれば後は結構どうでもよかったんだよ。 まぁ、一般庶民の生活を全く知らない志信は、ボディーガードが減り、学校と寮の敷地内では行動の自由が保障されただけで浮かれてたけどね。
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