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「寄付金ランク上位8名と入試結果上位8名。
合わせて16名が1年の特別クラスや。」
…お金持ちだけ集めてるんじゃないんだでも
「十分特別だよ。
何かか問題でもあるの?」
鈍よりした空気を醸し出している桑名君に聴いてみる。
「問題大有りや!
特別クラスゆうたら、ホンマは人気が有りすぎて普通のクラスでは教室がパニックになるからって、そうゆう奴らを隔離する為に作られたクラスやで。
ただ、そんな奴らだけやと人数が少な過ぎるから穴埋めに、頭いいヤツと金持ちを入れてんねん。
でも、オレらの学年には隔離せんと大変!みたいなヤツ一人もおらんねん。」
そうなんだ。
じゃあ、特別クラスってかなり腐男子的に実は美味しいクラスだった?
とか思ったけど、そうでもないね。
「ところがっ!期待してた高等部からの外部入学生もパッとしなくって、あきらめてた時に辻君が現れたんだ!
正に救世主!
地上に舞い降りた救いの天使!」
ガタンと音をたてて椅子から立ち上がり桑名君が演説よろしく声を張り上げる。
おぉ--!!!
ってみんな拍手とかしてるけど、大丈夫?ちょっと落ち着こうよ。
しかし救世主とか救いの天使とか真顔で言っちゃうなんて、桑名君って以外と恥ずかしい人だったんだ。
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