WARM・UP

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「これでも、足手纏いっスか?月斗さん」 唖然としている部員(バレー部含む)達に振り向く。 相変わらず、夕陽と隼人はニヤニヤしていた。 「お前ぇ…」 顔を確認した月斗は、自分の顔を真っ赤にして震える。 『え?!またスイッチ踏んだ?』 しかし、真っ赤に震えていたのは月斗だけじゃ無かった。 「神谷兄ぃ…」 「「真っちぃ…」」 じりじりと近づいてくる。 「何で今なんだぁ?」 「力さん…」 「っていうか、教室で」 「教えてくれてもいくない?」 「双弌、双弍…」 近づくのに合わせて、真陽も下がる。 「…隼人先生!」 「はっはっは」 この人助ける気ねぇ! 「梨歩!」 「……」 ぷいっ えぇ!ご立腹?! 「夕陽ぃ!!」 「いや~、こればっかりは兄さんが悪いんじゃない?」 な、にぃ… 「「ようこそ、南北バスケ部にぃ…」」 やっぱ今すぐ辞めてぇ!!
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