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「………………」
ラセツは立ち上がり、辺りをキョロキョロと見回した。
「どうしたの?」
「いや…あの人神出鬼没だから…今から八割くらいは悪口だから聞かれたら磨り潰される…」
「どんなお師匠さんなの?」
辺りに師匠が居ない事を確認して、
「ふう……オレの師匠はリアって人だ。至上最年少で特級鍛冶士になった神童と言われてたらしいよ。師匠いわく…自慢気に」
「凄いじゃない!」
アカネは興味津々にラセツの話を聞く。
「特級鍛冶士の弟子になるのだけでも凄いことなのに……どうやって知り合ったの?」
「うっ……そこに食い付くんだ……そうなると、まずオレの事から話さないと…」
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