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「アカネは多分、オレの前の仕事を聞いたら驚くかもしれない。軽蔑するかもしれない。それでも聞く?」
「え?………うーん…いいよ!聞かせて!なにしてたの?」
「殺し屋」
「……………………え?」
ラセツの一言で2人の会話が止まった。
「オレの家は暗殺業を生業としてる暗殺一家なんだ。一年前まで、オレも働いてた。」
ラセツの目が少し悲しげになっていく。
「……そうなんだ…」
「ふっ……驚いた?オレの事が怖くなった?」
「……ううん?確かに驚いたけど、昔の話でしょ?それに、貴方は私を助けてくれたじゃない?」
「助けた?あれの事いってるのが?あれは絡んできたヤツがムカついたからやっただけだよ。」
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