初級鍛冶士認定試験

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テーブルに突っ伏しているラセツを無視して、リアとアカネが話していた。 「え~っと……」 「あ…アカネっていいます」 「ああそう!アカネちゃんね!ラセツと仲良くしてる?」 「え?……ええ…試験会場で助けてもらいまして…」 「ん?こいつが?」 アカネは試験会場での出来事をリアに話した。  「ふーん……こいつがね~……だいぶ丸くなってきたわね~」 「あの……ラセツさんが昔殺し屋だったって本当なんですか?」 「ラセツでいいわよ?そう……昔の事…話したんだ。」 リアは少し悲しげな顔をする。  「ラセツとの出会いは2年前……私が特級鍛冶士になりたての頃だったわ。」 ………………………
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