163人が本棚に入れています
本棚に追加
リアがマントを頭から被り、馬車から飛び降りた。腰に差してあった一振りの剣を抜き、馬車の前に出る。
「なんなの?あんたら!私の邪魔しないでくれない?」
盗賊の数は5人。その中の頭目のような男がしゃべりだす。
「ほう…こんな若い女が乗っていたのか…金になりそうな獲物を持ってるが、お前自体もいい値で売れそうだ。ケケケ……」
周りの男たちが下品な笑いをあげる。
「………💢」
リアの目つきが変わる。勝ち気な目つきから、凶暴な獣のような目つきに。
最初のコメントを投稿しよう!