Chapter-1-

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「猫探し・・・ですか」 若干湿り気を帯びた髪の毛をタオルで拭きながら瞬は言った あのすぐ後にようやく客が来たのだ 「はい・・・うちのミケが居なくなってもう2週間・・・私心配で心配で夜も7時間しか眠れないんです!」 「十分寝てるじゃん」 舞の呟きは幸いにも依頼者には届いてないようだった。 「・・・で、どんな猫ですか?」 そう言うと依頼者は一枚の写真を見せてきた。 真っ黒な猫だった 「三毛猫じゃないのかよ」
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