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「はあ・・・はあ・・・ちょっと!!下で何度も呼んだのになんで来ないのよ!?」
そう言って、一人の女が息を切らして、なにか大きな板のような物を抱えて入ってきた。
「え、呼んでた?悪い悪い」
少しも反省した様子も無く、机の上に置いていた飲みかけの缶コーヒーを男は飲み干した。
「たく・・・まあいいや、手伝って!!瞬!」
「はあ?何を?」
瞬と呼ばれた男はけだるそうに返事をした。
「看板!取り付けるから今から手伝ってって言ってんの!!」
そして女は瞬の襟首を掴んで引っ張っていく。
「痛だだだ!おい舞!離せ!首が締ま・・・オ゙ェッ・・・」
瞬は襟首を掴まれ、息絶え絶えに抗議をする。 一方、舞と呼ばれたこの暴力女は
「早く!!明日立ち上げでしょ!?さっさと稼がないとここの家賃意外と高いんだから・・・」
そう言って何かぶつぶつ呟きながら尚も引っ張っていく。
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