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「だから・・・く・・・首が・・・オ゙ェッ・・・」
今にも瞬は意識が飛びそうだ。若干顔が夕陽に染まってるのに青白く見える
「あ、ゴメンゴメン」
やっと事の重大さを察したのか舞は手を離した。
「はあ・・・はあ・・・旗揚げの前に昇天するとこだった・・・で?業者の人は?」
「え?帰したわよ?」
・・・舞から意味不明な言葉が返って来た。
「は?じゃあどうやって看板取り付「今から私達二人でやるに決まってるじゃない!!」
「おま、馬鹿じゃねぇの!?業者に頼めよ!」
「経費の削減よ!!」
「間違ってる!!削減する場所絶対間違ってる!!」
そんなこんなで言い争いが始まり、看板取り付けは夜中にようやく終了した。
数時間後、朝日が街を照らし出した。
あらゆる物が照らされて、眠りから覚める。
例のあの場所も例外ではなく、この瞬間から目覚め、活動し始める。
真新しく、若干斜めに傾いた看板にはゴシック体で大きく
「深町探偵事務所」と書いてあった。
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