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結ヶ崎悠
「うちの学校って結構有名な進学校だからさ、近いという理由でここを選んだって奴以外は大概は電車通学だよな。お前らは何で通学してんだっけ?」
東雲優希
「俺は学校の近くまでバス使ってるぜ。自転車通学にしちゃちょっと遠いが、電車使うのも勿体無い距離だからな。家から学校まで最短で行けるのはいいが、時間結構ギリギリだから渋滞に捕まったりしたら遅刻決定なんだよな」
結ヶ崎悠
「確かに、結構遅めで通学してる僕とあんまし時間変わらないもんな。西園寺は?」
西園寺義孝
「僕は車で送迎してもらっているよ。僕は自分で歩くって言ってるんだけれど、父さんが車で行けってうるさくてね」
結ヶ崎悠
「へぇ、流石はリッチだな」
西園寺義孝
「感じ悪い言い方しないでくれよ、悠。ま、僕も早くに学校来て勉強出来るから、父さんの提案も断る理由はないんだよね」
東雲優希
「へぇ、流石は優等生だな」
西園寺義孝
「優希まで……圭介は今、何で通学してるんだっけ?」
結ヶ崎悠
「今?」
西園寺義孝
「圭介はよく通学方法変えるんだよね」
煉条圭介
「通学方法っつーか、まず寝泊まりしてる場所がちげーからな。俺は大体、彼女ん家に泊まって、そこから学校来るからな。この前付き合った女は空間移動系の異能者でさぁ、学校まで送り迎えしてもらってたんだよ。いやぁ、楽だった」
結ヶ崎悠
「なんだろう。強烈な殺意が……誰か釘バット持ってないー?」
煉条圭介
「ま、今はフリーだから、自分ん家から自転車通学だ」
東雲優希
「ふぅん。お前の家って自転車通学できる距離にあるんだな」
煉条圭介
「近いってのがこの学校選んだ理由の一つだからな。ちなみにもう一つは近くの女子校の女子のレベルが高いからだ」
結ヶ崎悠
「お前は……なんというか、動機が常に不純だな。死ねばいいのに」
煉条圭介
「結ヶ崎、てめぇ……今日はいつになく噛みついてくんじゃねぇの。いいぜ、相手になってやるぞDT」
結ヶ崎悠
「DT言うな!」
西園寺義孝
「まぁまぁ、落ち着きなよ、悠も圭介も。悠、僕だって童貞だから大丈夫だよ」
結ヶ崎悠
「なにが大丈夫なんだ? お前の場合は選り取り見取りなくせに選ばないだけじゃねぇか……」
東雲優希
「フォローになってなかったな」
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