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結ヶ崎悠
(はぁ……なんだか登校するのが、ものすごく久しぶりな気がしてならないな。この数日で絶対、僕老けたよ……けど、やっぱり日常はいいよな。満員電車に揺られる日常、時間を気にしながら朝食を食べる日常――うん、いいじゃないか。日常最高!)
東雲優希
「……あれ?そこにいるのはまさか結ヶ崎クリリンか?」
結ヶ崎悠
「僕はフリーザ様に殺されちゃいないし、気円斬も放てねぇよ! どんなむちゃぶりだ、それは!?」
東雲優希
「だよな。クリリンさんは地球人最強だけれど、お前は地球人最弱だからな」
結ヶ崎悠
「ほっとけ!」
東雲優希
「はははっ!」
結ヶ崎悠
「……ったく、一日半ぶりに会ったにしちゃ、ずいぶんとご挨拶じゃねぇか、優希」
東雲優希
「たかが一日半ぶりだからな。日曜挟んだのと大して変わらないだろ」
結ヶ崎悠
「それもそうだな。そう言えば、僕が帰った後とか昨日、なんかあったか?」
東雲優希
「なんか?」
結ヶ崎悠
「ほら、何ていうか特別な連絡とか、あとは宿題とかさ」
東雲優希
「ん、おぉ、あったぜ。っつーかあるぜ、お前にだけ。綾原が無断早退したお前に対して軽くキレて、お前にだけ漢字の宿題を提出させるって言ってた」
結ヶ崎悠
「……マジか。途端に学校へ行きたくなくなってきたな……」
東雲優希
「ははっ。今日も休んだら宿題倍増は免れないと思うぜ」
結ヶ崎悠
「だよなぁ……」
東雲優希
「ま、頑張れよ親友。応援してるぜ(笑)」
結ヶ崎悠
「おいこら。感情が漏れてるぞ」
東雲優希
「しまった(大爆笑)」
結ヶ崎悠
「夜道に気をつけろよ、てめえ……」
東雲優希
「あははははっ!(ざまあみろ)」
結ヶ崎悠
「もはや隠す気もねぇな!」
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