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東雲優希
「そういや、お前なんで休んでたんだ?」
結ヶ崎悠
「あん? あー……真崎先生から連絡いってなかったか?」
東雲優希
「いや、綾原が言うには、昼休みに連絡がきてお前が風邪を引いた、とのことだったが――嘘だろ?」
結ヶ崎悠
「……ッ!」
東雲優希
「なんで校医である真崎センセイから連絡が来たのか、ってのも気になるが――」
結ヶ崎悠
「……そういや、お前、僕が早退したとき最後に会ったんだったな。そんな言い訳効かねえか……」
東雲優希
「いや、そうじゃなくてだな。ほら、よく言うじゃん? 結ヶ崎は風邪をひかないってさ」
結ヶ崎悠
「僕の一族はそんなに万能じゃねぇよ!」
東雲優希
「んー? そうだったっけか?」
結ヶ崎悠
「……んまぁ、お前が何を言わんとしているか何となくわからんでもないが……」
東雲優希
「あぁ、そうだ。馬鹿は〇〇をひかない――だったな」
結ヶ崎悠
「やっぱりな! そう言うと思ったよ! 僕、もうお前が次言いたいことわかるようになってきちゃったよ」
東雲優希
「以心伝心だな」
結ヶ崎悠
「全然嬉しくねーんだよ、お前と以心伝心になってもよ! 大体、伏せ字にするべき場所明らかに間違えてんだろ!」
東雲優希
「長いツッコミだったな」
結ヶ崎悠
「ホントだよ……」
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