第零章

2/7
前へ
/44ページ
次へ
寛永13(1636)年5月某日 「わしも長く生きてしまったのぉ… 思い起こせば戦のない世の中を望んではいたが… 心残りが一つだけあるわぃ… 信長や秀吉、家康公と戦うことができなんだことよ…」 伊達家17代当主伊達藤次郎政宗。 仙台藩開祖でもある彼は、今天寿をまっとうしようとしていた。 しかし彼にはひとつだけ心残りがあったのである。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加