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さすがに目の前で服を脱ぐのは恥ずかしくて、あたしは部屋へ戻った。
彼が浴室に入ってから、脱衣所に戻る。
綺麗で大きな鏡の前で、一枚ずつ服を脱ぎ、髪をまとめた。
今までで1番というくらいに、痩せた身体がそこに映る。
シンは細身でもやや柔らかさがあるくらいが好きだった。
考えてみれば、あたしは彼の好きな女の体型も知らない。
電気を消して浴室に入ると、彼は泡ブロの中でジャグジーを満喫していた。
「なんで電気消すのー」
「恥ずかしいんだもん…」
軽くシャワーを浴びて、彼のいる浴槽に入る。
一緒にお風呂に入ってる…。
こんな時に頭の中には昼間仕事をしてる彼の姿が浮かんだりして、
¨その人と今…¨なんて考えると、気持ちが高ぶって顔が真っ赤になりそうだった。
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