最終日(アスカ)

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「加~持さん」アスカはモーター整備室に来ていた、「おぉアスカか、悪いが今忙しいんだ、ちょっとあとにしてくれないか」と言いまたモーターの整備をしていた、昨日の11レースの転覆でモーターに水が入り必死に元に戻そうと必死にしていた、「な~んだつまんないの、でもしょうがないよね、ミサトがあんなターンするからいけないのよ」と言いながらアスカはぷぅ~と顔を膨らませていた 「まぁ終わった事はしょうがないさ、それよりアスカは大丈夫なのかい、今日の優勝戦の準備はしなくていいのかい?」 「大丈夫!あたしのモーターは節イチの足だし、スタート勘もばっちし!もう何も問題はないわ」 「そうか、でも油断は禁物だぞ、何が起こるか分からないのが競艇だからな」 「任せて!加持さんは優勝戦見てくれるよね」 「あぁ、見るとも、怪我のないように頑張れよ」 「は~い!、優勝した姿を加持さんに見せてあげるから」 そう言い、アスカは整備室から出ていった、「はぁ~、優勝戦かぁ~、今度こそ負けないわよレイ!」 そう、アスカの最大のライバルは綾波レイ、シンジとアスカとは、競艇学校の同期で、彼女はアスカに比べると、ターンスピードは劣るが、彼女のペラは直線スピードで凄まじい伸びをして、どんなモーターでもそのペラに合わせて整備するため、整備力もアスカよりもかなり上、そのためどんな悪いモーターでも、直線スピードは他より圧倒する、それは師匠の碇ゲンドウのおかげでもある、そのためアスカは過去に、レイに優勝戦で負けたことがある、「絶対今日こそは勝つ、絶対まけないんだから」と言いロッカールームに行った。
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