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ヨウ対カカシ
「ど、どういうこと…ですか…?」
「まあ、いいや。許してくれるよな」
男はサクラを無視してにやついた。
「蝙蝠か…」
カカシは紅く染まった空に浮かぶシルエットを見上げた。
蝙蝠は急降下し、カカシの肩に止まった。
「…………?」
蝙蝠が話し始めた。
「今日午後9時、一人で第2演習場に来い…サクラとかいう人質がいるぞ」 「!!?」
蝙蝠は雲散霧消していた。
「サクラ…クソッ!」
カカシは駆け出した。目指すは第2演習場。
「なぁなぁ、サスケェ…サクラちゃんとカカシ先生、帰ってくんの遅くね?」
「ほっとけ、ガキじゃねぇんだ」
サスケは冷たく言い放った。
二人がいるのは雷の里の小さな宿屋。
「そりゃ、そうだけどさ…」
ナルトは夜空を見上げた。また一雨来そうだった。
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