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一行は雷の里へと急いだ。
「カカシ…」
サスケがカカシを睨みながら呟いた。
「一体何を…?」
「!!?」
カカシはサクラの二の腕を、サスケはナルトの襟を掴み、方向を切り替えた。
もし一秒でも遅ければ、四人は飛んできたクナイに刺されていただろう。だが、不意打ちはこれだけではなかった。
(起爆札か…!!)
サスケはナルトを被害に合わないように放り投げ、枝に飛びついた。
カカシは地面に両手をつけ、一声叫んだ。
「土遁!土隆壁!!」
カカシの手元の地面が盛り上がり、犬の頭が刻まれた壁が出現した。
爆音が辺りを震わした。だが、起爆札ではカカシの土隆壁は破壊出来ない。
「写輪眼!!」
サスケは写輪眼を開眼、敵を探した。
「な…何だってばよ、今のは…」
ナルトは腰を抜かしている。
「サスケ、右だ!」
「分かってる!!」
サスケは上の幹に飛び移った。
「ナルト…!!」
カカシが絶句した。
ナルトは動かない。
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