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「おはよーカリン…ん?カリン?まだ寝てんのか?起きろよ…ってカリン!!どこ行った!!?」
ふと視界にメモが入った。
__お前の妹はもらった。
取り返したければ今夜9時までに10万もってくることだな。
でないとお前の妹はどこかの見物小屋へ売り飛ばす。___
部下が書いたのだろう。
だが、カイは字が読めない。この時代、字が読めるほうがすごかった。
そこで、カイは誰か字の読める人を探すことにした。
「誰か字が読めるやつはいねぇーかァ??」
今は9時半。住人のほとんどは避難しているか出稼ぎに行っているかでほとんど街にいない。
そこへ、一人の少女が出てきた。
少女は見たところ、カイと同じく15歳、純日本系ヒューマノイドといったところだろうか。
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