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「私、字読めるケド…」少女の声はどこか聞き覚えのあるような声だった。
「本当か??!じ、じゃぁこれを読んでくれ。」そう言い、少女の目の前にメモを差し出した。
「ち、ちょっと、近すぎて見えないわよ。」メモをカイからひったくり、読み上げ始めた。
「えーっと…今夜9時までに港の倉庫まで10万リーズ持って来い。さもないと妹を売りさばくぞ。だって。」
読み終わり、「ふぅ・・・」とため息をついた。
それから、相手の顔色を伺うように上目遣いでカイを見た。
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