とある梅雨の日

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俺のベッドのまわりにある目覚まし時計5つが一斉に鳴り始めたのだ。 いつものように右から音を消していく。 まずは青くて四角いやつ。次に卵からヒヨコが顔出してるやつ、赤い丸いやつ、オッサンが「おはよー」って言うやつ。 そして最後はケータイだ。 これさえ大人しくなれば俺の朝は平和になる。 俺はケータイの横についているボタンを押した。
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