プロローグ

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全ての授業が終わり生徒が帰りの支度をしている中、晴夜は一番に下駄箱に向かった。 晴夜「ん?なんだ、アレ?」 晴夜が下駄箱から見たのは、工事現場のように鉄骨で骨組みを作りそれにシートを被せ、それが学校の全体を覆っていた。 晴夜「おいおい、工事でも始めんのか?」 それに、正門には見慣れない機械が複数置いてある。 真菜「晴夜ー、なにしてんのぉ?」 晴夜が辺りを見回していると、真菜が下駄箱から小走りで近づいてきた。 晴夜「おい、これ何だと思う?」 晴夜は機械を指差し真菜に聞いた。 真菜「なにこれ?わかんない」 真菜はそう応えると機械をイジり始めた。 晴夜「お、おい!むやみにいじんなよ!」 真菜が夢中にイジっていると… プシューーー! 真菜のイジっていた機械からいきなり煙が吹き出し、周りの機械も連動するかのように煙を吹き出した。 真菜「キャアッ!!」 真菜は驚いて、後ろにのけぞり尻餅をついた。 晴夜「真菜、お前何した!?」 真菜「わからないわよ!」 この煙のせいで学校中がパニック状態になってしまった。 男子生徒「うわっ!なんだこの煙!!」 生徒達は煙から逃げるように校舎の中に入ったが、校舎の中にも煙は侵入してくる。 晴夜「お、おい、寝るな!!」 真菜は煙を吸ったら深い眠りについてしまった。 晴夜「ぐ、くそ、俺まで眠くなってきやがった」 晴夜は睡魔と戦っていたがあっさりと負けてしまった。 10分位だろうか、全生徒が眠りにつくと黒のスーツを身に纏った男達がゾロゾロと現れて生徒達を担ぎ上げた。 ??「では、生徒達をフィールドへ運びましょうか」 ??「とは言っても、ここの真下何だけどな」 ??「さっさと、運ぶぞ」 男達は生徒を担ぐと校舎の中へと消えていった。
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