0人が本棚に入れています
本棚に追加
全ての授業が終わり生徒が帰りの支度をしている中、晴夜は一番に下駄箱に向かった。
晴夜「ん?なんだ、アレ?」
晴夜が下駄箱から見たのは、工事現場のように鉄骨で骨組みを作りそれにシートを被せ、それが学校の全体を覆っていた。
晴夜「おいおい、工事でも始めんのか?」
それに、正門には見慣れない機械が複数置いてある。
真菜「晴夜ー、なにしてんのぉ?」
晴夜が辺りを見回していると、真菜が下駄箱から小走りで近づいてきた。
晴夜「おい、これ何だと思う?」
晴夜は機械を指差し真菜に聞いた。
真菜「なにこれ?わかんない」
真菜はそう応えると機械をイジり始めた。
晴夜「お、おい!むやみにいじんなよ!」
真菜が夢中にイジっていると…
プシューーー!
真菜のイジっていた機械からいきなり煙が吹き出し、周りの機械も連動するかのように煙を吹き出した。
真菜「キャアッ!!」
真菜は驚いて、後ろにのけぞり尻餅をついた。
晴夜「真菜、お前何した!?」
真菜「わからないわよ!」
この煙のせいで学校中がパニック状態になってしまった。
男子生徒「うわっ!なんだこの煙!!」
生徒達は煙から逃げるように校舎の中に入ったが、校舎の中にも煙は侵入してくる。
晴夜「お、おい、寝るな!!」
真菜は煙を吸ったら深い眠りについてしまった。
晴夜「ぐ、くそ、俺まで眠くなってきやがった」
晴夜は睡魔と戦っていたがあっさりと負けてしまった。
10分位だろうか、全生徒が眠りにつくと黒のスーツを身に纏った男達がゾロゾロと現れて生徒達を担ぎ上げた。
??「では、生徒達をフィールドへ運びましょうか」
??「とは言っても、ここの真下何だけどな」
??「さっさと、運ぶぞ」
男達は生徒を担ぐと校舎の中へと消えていった。
最初のコメントを投稿しよう!