~プロローグ~

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?「…この時期が一番過ごしやすいな」 季節は秋 俺は夕焼け空を眺めながら誰ともなく呟いて自転車をこぐ 最近独り言が増えてしまった。一人暮らしという環境もあるだろうが 「…今日の夕飯は…インスタントで十分か」 また呟きながら家路を急ぐ ま、家には誰も居ないが …別に親が死んだわけじゃない。ちゃんと故郷で元気にやってる 一人暮らしなだけだ 「…ま、連絡ぐらいはしたほうがいいか…」 最近してねぇしな…と溢しながら道路をこいでいれば ドサッ 「?」 不意に何か重いものが落ちたような音がした 音の方向にサッと顔を向けると 「・・・公園か」 [御神楽公園]と書かれた門がすぐ横にあった ・・・不法投棄か…? この公園は俺の家の通り道にある、比較的広い公園だ 今までこの公園に、粗大ゴミを捨てるようなことは見たことも聞いたことはない だからと言って、誰もしないと限られたこともないんだが それに俺もそんなことに大して興味はなかった…はずだったんだが 「…行ってみるか」 何故だろう、俺は先ほどの音の正体を確かめてみたくなった そして俺は、自転車を公園の門の側に置き、公園に入っていった
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