あとがき

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あとがき

友人が亡くなったと連絡があったのが4月1日。 おいおい、嘘ついてもいい日とは言えそれは流石に笑えねぇよ?と聞き流していたんですが、どうやら本当だったようで。 私は別に彼女の事好きじゃなかったんです。 むしろ大嫌いでした。 彼女は自由奔放っつーか、自分勝手っつーか、わがままっつーか、我が道を猛スピードで突き進んでました。 まぁ私も散々振り回された訳ですが、死ぬほど迷惑やった筈やのにとても楽しかったんです。 彼女は伸び伸びと生きてたし、いつもとても元気だったので、死んだと言われても涙も出ないし実感がないのが正直な所です。 駆け足で生きた彼女はそのスピードを落とすことなくいなくなってしまいました。 未だに信じられませんがね。 お葬式には行ってません。 お墓参りにも行ってません。 だって私まだ信じられてないから。 そんな事したら、彼女がこの世にいないって事を認めなきゃいけなくなるでしょ? 私はまだ彼女に「お前の事なんか死ぬほど嫌いじゃボケ」と伝えてません。 散々振り回してくれて、まだ借りは返してもらってません。 今度会ったら面と向かって言ってやろうと思ってます。 大嫌いだという事と、これからもよろしくって。 以前この作品に『所詮作り話』と淋しいレビューを頂いた事があります。 でもね、作り話だからこそこんな結末でいいじゃんって思う訳です。 生まれ変わってまた出会えるのであれば、こんな嬉しい事はないですよね。 現実にこんな事願ったって起こる訳ないんですもの。 作り話の中でくらいハッピーエンドがいいじゃない。 いえ、だからって頂いたレビューにケチつけてる訳じゃないんです。 物語のとらえ方は人それぞれで、だから書いてる私も楽しい訳ですし。 何か、すいません。 かなり私情な事を書いたあとがきになりましたが、今回はこの辺で。 次回更新は恐らく6月中頃を予定しております。 ではまた!ノシ 2010年5月25日 稚菜
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