プロローグ

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「そうよー。いいでしょ、別に」 「そんなの録画してまで見るモンじゃないって」 「テレビなんて滅多に映るものじゃないのよ。今ディスクに落としてるとこ」 「ええっ!保存しとくの!?」 ニヒヒとお茶目に笑う母親の姿を見ながら、美帆子は宙を仰いで肩を落とし、ため息をついた。 「着替えてくる」 美帆子は階段を上がり、自分の部屋へ向かった。
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