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「ーーでさぁ、場所はーーにしない?」
大事な部分がよく聞こえない。
どうせなら話の主導権をこっちが握ればいい。
「尚翔!!その日は俺の別荘があいてるから来ないか?そんなに離れたとこではないし。」
「えっ!?いいのか?でも鍵はどうやってもらうんだ?」
ことりは口元をゆるませて静かに笑みを浮かばせる。
「俺を誰だと思ってるんだよ。そのくらいできないなら抜け出すことは難しいぞ。」
そうしてクリスマス抜け出し作戦は行われたのだった。
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