ゆめからさめたらゆめじゃない。

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窓を開けると澄んだ匂い。 「ふぅー…」 ゆっくりと深呼吸をした あまりにもがたがたと窓が鳴って 煩くて眠れなかった 「やっと通り過ぎたかー。 台風も迷惑なもんだよね。 いくら学校が休みになったって、 1日ゆっくりできなかったら意味ないもん」 つぶやいてみて ちょっと苦笑。 それにしても晴れやかな夜空だ キラキラと輝く星も、心なしか やっと出番が来て喜んでいるように見える 「…ロマンチックだなぁ」 うっとりとこの空気を味わってみる。 滅多にこんな時間まで起きてはいないのだから、 今だけでも普段は押さえ込んでいるロマンチストな部分を出してもいいだろう 「なんだか空でも飛べそー…」 ぐだっ と窓の縁に体を預けてみた
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