ゆめからさめたらゆめじゃない。

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「!?」 喋れない…? あ、ちょっとだけ落ち着いたかも 自分で騒ぎたてた分、静かになったからかな 「静かになりましたねー …って、私が魔法かけたからですよね」 クスクス笑ってる… よく見ると綺麗な顔してる 切れ長な目に、くっきり二重 鼻筋通ってて、シャープな顔つき で、髪が銀色。 しかも長い。 染めてんのかな? キラキラ光って綺麗だなー とか考えてたら、 「あ、申し遅れました 私、グリフォンのクラウスです ーあなたを迎えに来ました」 はい? 迎えに来た? いやいや、初対面の人にそんなこと言われたって困ります はてな、と首を傾げていると 「夢とか思ってませんか? 現に私とこうして話しているじゃないですか」 いや、思ってることは違うけども あ、夢って考える手もあったんだ でも夢じゃないんだっけ? 「あなたはさっき夢から覚めたんですよ。 ほら、しゃきっとして下さい」 ぽんぽんと頭を叩く、 目の前の人(?) よっ と言って部屋の中に入ってきた ひょいっ とあたしの頭の上を乗り越えて。 「じゃ、ちょっと座ってお話しましょうか 隣、座って下さい」 と、あたしのベッドに座った …マイペースな人だなぁ 少しイラッときたが、 言われるままに隣に座った
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