『プロローグ』
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――― ――――― それからどれ程の日が過ぎたでしょう。王様の元に、姫を連れた青年が傷を負いながらも現れました。 王様は姫が帰ってきたことに喜び、城の者も大粒の涙を流して青年を讃えました。 王様は帰ってきた青年に、望むものを一つ与えようと言いました。 青年は照れくさそうに姫を見て、こう言いました。 「姫と結婚させて下さい。それだけが望みです」
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