最初は。

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とにもかくにも家を出たかった。 5年生になると、叔母の家に居候をした。 たまたま女の子が居なく、妹のように可愛がってくれた。幸せだった。 新学期には家に帰るのは、とても辛かった。 魂が、また縮こまる。 なるべく話しをしないように…生きてきた。 18才の歳。 看護師になるために、家を出た。 通勤出きる距離なのに、遼に入る。 看護学生は、相部屋やけど、知ってる先輩だから、気は楽だ。 おまけに先輩は、彼氏と良く出掛けるので、自由になれた。 たまに、緊急オペが入るけど、苦にはならなかった。
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