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変わった日常
いつものように学校に向かった。
―――――
~♪
(今時着メロ?…誰だ…って私かよ)
携帯を見てみると私の携帯がカチカチと光っていた。
「マナーにし忘れ?」
「いやっ?サイレントにしてたはずなんだけどな…(着メロなんて登録してないのに)」
こそっと「すみません」と呟き先生から死角になるところで携帯を開いた。
「(誰だろう?…アドレス表示なし?)アドレスって絶対に表示されるよな?」
「そりゃそうでしょ?でなければ誰からかわからないし」
「だよね(…?日にちが違う…明日だ!!時間は合ってるのに?てか…本文の背景真っ赤)」
本文を読もうとしたら、先生に教科書を読むように当てられた。
「――と考えられるでしょう」
「はいっありがとう、さっき読んだ黒字の所は線を引いて下さいね…じゃぁ今日はここまで、ちょっと早いけど終わります」
「やったvV」
クラスの子が騒いだ。
「何分早めに終わった?」
「10分早いよ!!」
クラスの半分ほどが、コンビニへと教室へと出て行った。
「まさか若ちゃんの携帯が鳴るとは思わなかった」
「私もあんな着メロ設定した覚えがなくてね…誰かと思ったよ」
まだメールを見ていないことに気付き、見ることにした。
――――
6/12 10:24
アドレス:
題:
本文:
泉若菜
これを見ろ見なければ殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す再生殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す必ず見ろ
「!?…何これ…嫌がらせ??」
「どうしだの?」
「いやっ…(背景赤で…再生だけが点滅してるし…怖い;;再生するべきなのかな…)」
若菜は再生する事にした。
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