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本棚に追加高杉「下手に動けば腕が取れると知っているから無理に動こうとしない……違うか?」
高杉は勝ち誇った顔をして見下すが、俺との身長差は10センチも無いだろう。
歩「…残念だが……違う。」
高杉「?」
歩「今すぐにでもこんな手足。取れるもんなら取ってるさ。」
高杉はニヤリと笑った。
妖艶な口が綺麗な弧を描いた。
高杉「面白い女だ。
鬼兵隊に来てみないか?」
歩「……面白い…?」
何をどうしてそういうことに導かれたのか全くわからない。
現代でも何度か“面白い女”とは言われたことはあるが、高杉に言われるのとは、わけが違う。
鬼兵隊かぁ…
……万事屋よりは良いものを食べれるかも知れない。だけど下手したら殺されるかも知れない。
しかし弦に絡まっているからには“No”とは言えないんだろう。
歩「後悔はするなよ?」
弦が解かれたのを確認して、その辺にあった棒を高杉に向ける。
高杉は相変わらず余裕の笑みだ。
絶対にあの笑みを崩させてやる。
月の明かりが雲に隠された。

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