置き手紙
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ただそこに一つの手紙があった 中身は知らない いつの間にか、そこにあって、誰に届けるのか分からない手紙 もしかしたら私に贈ったものかも知れない手紙 でもそれを開く事は出来ない その物の中に込められた想いは贈られた人が最初に見るもの どんな言葉でもその中にあるものは最初に見る人が決まっている たとえ、月日が流れ、手紙が役割を果たさなくなりそうになっても その置き手紙は待っているのだから
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