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「よし、行くか!」
「ああ…」
ホント元気なやつだ。
いや、いつもよりも元気だな。
そんなに楽しみだったのか…
数分歩きながら馬鹿な話をしながら歩き続けると3番地と4番地を区切る弊まで来た。
「ほぉー、思ったより結構高いな。」
弊の高さはだいたい15mくらいか。
そんなことを考えながらバックをあさる。
「ほらよ。」
渡したのは頑丈な鉤のついたロープ。
そして15mのある弊にかける。
「うしっ、かかった!」
ちゃんとかかった1、2回引っ張り調べる。
ちゃんとかかってる。
そして2人はせっせと登り始める。
「ふぅ」
あと2mくらいで登りきれるその時、
「おい、そこで何してんだ!!」
ヤバイ
そのことばしか思いつかない。
頭が真っ白になった。
「登りきれ!!」
先に登りきったジャンクが叫ぶ。
頭がフル回転し、登りきる。
そして飛び降りる。
「あっ、待て!」
弊の向こうで声が聞こえる。
壁の向こうには怒鳴った人がいる。
顔見られてなければいいけど…
進もうと後ろを向くとジャンクが固まってる。
口があいている。
「ジャンク…?」
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