第一章 出会いというか説明というか…

4/19

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「…うぐ」 自然と目が覚める。 時計を見ると……… ギャァァァァァァァァァァァァァァァ 1限目が始まるのは9時30分。 ただいまの時間9時30分。 「目覚ましセットするの忘れたー!!!!!」 風呂も入ってないし最悪だ。 急いでシャワーを浴び、飛び出る。 1限目はたしか現代文。 くそっ、よりによってあのハゲかよ。 現代文の担当は説教が本当に長い。 扉をしめ、鍵をかける。 路地に出るとさっきよりも速く走る。 ドン! 相手のほうが体が大きかったのかはねとばされた。 「おい、いてーじゃねーか。」 最悪だ。ここら辺でたむろってるやつらだ。 ちっ、最悪だ。 「す、すいません。」 相手はニヤニヤしている。 早くどけよ💢 「ああ、許してやるとも。」 ホッと安堵の息をする。 ダッシュしようとするそのとき、
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加