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膝を落とし、絶望に打ちひしがれていると、天使がチョップしてきた。
もはやキレる気力もないが、顔だけは向ける。
「あまり落ち込まないでくださいよ！ まだ終わってないんですから！」
理解出来なかった。
何を言っているのか全くわからなかったが、なぜかいい顔をしていた。なんか腹立つな。
「完全に生き返る事は出来ません。もう決まった運命ですから。でも、今回の貴方の死亡は、天界にとっても下界にとっても想定外のイレギュラーなんですよ。だから、一応イレギュラーに対する緩和策として、少しの時間だけ生き返る事が出来るんですよ！」
目を見開く。
まだ、生きられる……のか？
「少し、ってどれくらいだよ？」
聞き返すと、天使は人差し指を立てて宣告する。
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