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公園で今回の依頼のターゲットであるジミーに接触した。
(若干死にかけたが)
だが、噂の男とは接触出来ていなかった。
「諦めなよ翔太郎君~。
てか私戻りたいんだけど…」
「なら先に帰ってろ。
俺一人でも捜す」
「駄目だこりゃ…」
亜樹子が下を向くと視界の端に何か光った物を見付けた。
「あ、翔太郎君、足元に何か落ちてるよ?」
「あ?…あ、ホントだ。
石…?」
翔太郎の足元にあったのは紫色の石だった。
「綺麗…」
「確かに…」
石を見ていると男が翔太郎の肩を叩いた。
「あ?」
「…」
「無言…て、あぁあああー!
噂の石男!!」
「いや、失礼だろ!!」
男は無言のまま、石を指差し翔太郎を指差した。
「あ、俺?」
「石を拾ったって事?」
「…」
男は頷いた。
「まぁそうだな」
「…」
「て、おい?!」
男は翔太郎の腕を掴み歩き出した。
「あ、ちょっと待って~!」
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