離れていても

5/6
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
バタン 風呂をあがり、僕は彼女のいるリビングに向かって歩いていった。 「お先、いい湯だった。君もお風呂行くかい?」 「いいえ止めとくわ。話しがあるから。まず座って」 「わかった」 彼女とこうやって話すのは、アメリカに赴任することになったと伝えた日以来だったので、緊張して手に汗をかいていた。 「あのね、今後のことなんだ」 「・・うん」 不安で胸が締め付けられ、次の言葉が聞きたくないそんな気持ちになった。 「この二週間いろいろ考えたの。」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!