2人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
バタン
風呂をあがり、僕は彼女のいるリビングに向かって歩いていった。
「お先、いい湯だった。君もお風呂行くかい?」
「いいえ止めとくわ。話しがあるから。まず座って」
「わかった」
彼女とこうやって話すのは、アメリカに赴任することになったと伝えた日以来だったので、緊張して手に汗をかいていた。
「あのね、今後のことなんだ」
「・・うん」
不安で胸が締め付けられ、次の言葉が聞きたくないそんな気持ちになった。
「この二週間いろいろ考えたの。」
最初のコメントを投稿しよう!